一般的に食前や食間に飲むことが多い漢方薬ですが、その理由として漢方薬中に含まれる効き目の強いアルカロイドという成分と、体に吸収されにくい有機酸という成分の存在があります。
まず、アルカロイドですが、こちらはお腹が空いて胃酸の多い酸性の条件下で吸収が悪くなり作用がマイルドになります。
次に有機酸では、お腹が空いていて胃酸の多い条件下で吸収されやすい形になります。つまり、空腹時の方が、作用が強く副作用の出やすいアルカロイドの吸収を抑え、体に吸収されにくい有機酸を効率良く吸収させることが出来るのです。
とはいえ、漢方薬は飲み続けることが大事なので、特別医師の指示がない場合、食前、空腹時の飲み忘れは食後でも良いので飲むようにしましょう。